根管治療の症例一覧
樋状根(U-shape)は何故難しい?
樋状根とは、通常、2~4本の独立した根管からなる歯が1本にUの字型に癒合した歯のことを言います。 アジア人に多く30%以上の下顎第二大臼歯に発生します。 歯科医師はこの樋状根が苦手な先生が多いと思います。 その理由として […]
非歯源性歯痛(歯が原因でない痛み)と歯科治療
非歯源性歯痛について、詳しい歯科医師はごく少数です。 私も一般的な先生よりほんの少し詳しい程度で、そんな私が解説するのは甚だおかしな話ですが、これは患者さんにとっても、歯科医師にとっても、すごく重要なお話なので、可能な限 […]
歯髄再生療法とは、リバスクラリゼーションとは
歯根が完成する前に神経が死んでしまい、歯根が完成しなかった症例です。 リバスクラリゼーションという方法で、歯根を完成させる処置を行いました。 歯髄再生療法と呼ばれることもありますが、実際は、もともとある神経線維がそのまま […]
BCシーラーを用いたシングルコーンテクニックとは
術前です。口蓋根に病変を認めます。 近心の破折ファイルを除去し、根管長を測定します。 BCシーラーを用いたシングルコーンテクニックで根管充填致しました。 3か月後、シーラーの漏出を認めるものの、治癒しております。 BCシ […]
上顎洞に大きく突き出てしまった充填剤を除去した症例
根管充填材が根尖から出てしまう症例は数多く見ますが、その多くは長期的には問題ないことが多く、とくにMTAやそれに類似したバイオセラミックはほとんど問題が出ないことが知られています。 しかし、酸化亜鉛が含まれている素材は炎 […]
外部吸収を外科的に対応した1症例
歯茎から膿がとのことで拝見させていただいた症例です。 病変はそこまででもなく、深い歯周ポケットがあり、歯根破折を強く疑いました。 患者様にも抜歯の疑いがある旨をお話させていただき、念のため歯茎を開いて確認することにいたし […]
水平性の歯根破折症例を外科的に対処した1症例
歯根破折は歯内療法を行うすべての歯科医師の最大の障壁です。 垂直性の破折が圧倒的に多いのですが、ごくまれに水平に破折することがあります。 瘻孔よりガッタパーチャを挿入したところ、遠心の歯根に向かって入っていきます。 遠心 […]
シングルポイント根管充填
根管治療を難しくしている要素の一つに、根管充填があげられると思います。 根管充填とは、神経の管のお掃除をした後に内部に再感染を起こさないようにするためにデッドスペースを無くす目的で、樹脂やセメントを充填することを指します […]
神経の再生?リバスクラリゼーションとは
永久歯は先にエナメル質(見えているところ)が出来て、その次に象牙質(見えないところ)が出来ます。 歯とは見えている部分はほんの一部で、歯茎の中に歯根と呼ばれる部分が存在します。 歯根は永久歯が生えた後にも成長を続けますが […]
大きな病変のある歯に対し根管治療を行った症例の3年後
大きな病変が歯根を取り囲んでいます。 歯肉は著しく腫れており、抜歯を薦められ当院にいらっしゃいました。 病変が大きすぎてレントゲンに映りきっていないです。 根管充填時 術後3年 […]