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ウォーキングブリーチ(神経を取った歯を漂白)

投稿日:2018年9月25日

カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)

歯の神経を取ると、こんな感じで変色することがよくあります。

これは、ヘモグロビンの中の鉄が参加して変色して起きるのですが、一般的にはぐるっと削り、セラミックで解決します。

しかし、1980年ごろは、過酸化水素を根管内で加熱して漂白する、『インターナルブリーチ』が流行っていました。

これは、1回で終わりますので、ウォーキングブリーチとは若干違います。

しかし、その後、外部吸収を起こすケースがあまりに多く、廃れました。

その後、過酸化水素と過ホウ酸ナトリウムを併用し、根管内に置いておいて、いったん患者に帰宅してもらうウォーキングブリーチに術式が変更されました。

従来の、根管内で過酸化水素を加熱する方法より、かなり外部吸収がおさえることが出来ましたが、やはり数パーセント、外部吸収が起きました。

そのころには、セラミック全盛期で神経を取ったら被せるという流れが出来上がっていました。

しかし、研究する人はごく少数いました。

その後、動物実験で過ホウ酸ナトリウム単体でウォーキングブリーチを行うと外部吸収が起きないことがわかりましたが、あんまり白くは出来ないことがわかりました。

4回くらい、繰り返すとだいぶ患者さんに満足してもらえる結果がでることがその後わかり、世界ではごく少数の歯科医師がウォーキングブリーチを続けるようになりました。

以上がウォーキングブリーチの歴史なのですが、たまーに希望される患者さんがいるので、私もやってみることにしました。

じゃーん。

めっちゃ綺麗ですね。

患者さんも満足していただけたようでした。

4回来ていただき、なんとかここまで・・・

 

術者、患者さん、ともに大変な術式ですね

 

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