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光学印象(スキャナーを使った、シリコンを使わない型どり)を始めました

投稿日:2021年10月11日

カテゴリ:院長ブログ

光学印象(口腔内スキャナー)とは

 

従来、被せ物や入れ歯を作る時、寒天やシリコンで型取りをするのが一般的でしたが、近年では歯や粘膜の形態を直接読み取ることが出来る、口腔内スキャナーというものが普及しています。

以前のものはセンサーの精度が低く、シリコンや寒天のほうが、正確な被せ物が作れると言われてきましたが近年では、むしろ寒天やシリコンよりも精度が高いとの報告も出てきております。A Comparison of Accuracy of Different Dental Restorative Materials between Intraoral Scanning and Conventional Impression-Taking: An In Vitro Study

この論文にあるように、金属修復がたくさん入っている口腔内では、光が反射し、精度が落ちてしまいますが、金属修復が少ない場合はシリコンと比較し、全く遜色ないと結論づけられています。嘔吐反射や、様々な理由で型取りが苦手という患者さんは多いと思いますので、当院でも取り入れることに致しました。

 

また、これは私個人の見解なのですが、光学印象とマイクロスコープを用いた形成はとても相性がいいと思います。なぜかというと、マイクロスコープを用いて形成をすると、とてもヘリ(マージンといいます)がきれいに形づくれますが、マージンに集中しがちな形成になってしまうのは同業者ならばうなづけるところではないでしょうか。具体的には木を見て森を見ずな形成になりがちで、ブリッジの平行性などの確認はマイクロがない方が逆に確認しやすかったりします。

しかし、口腔内スキャナーでかたどりをすると、AIが平行性やアンダーカットを確認してくれるのでマイクロスコープの欠点を補ってくれる可能性を感じます。

まだまだ導入から日が浅く、今後色々な発見もあるかと思いますので、どんどん紹介していきたいと思います。

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