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根管治療の失敗とは

投稿日:2019年1月15日

カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)

成功か失敗の線引きは難しいですが、根管治療の目的(Tropeら)によると、

「根尖性歯周炎の治療と予防」と定義されていますので、失敗は

「根尖性歯周炎になってしまった症例」と定義して問題ないでしょう。

このような状態を根尖性歯周炎といいます。

根尖性歯周炎は病原菌が引き起こす感染症であるということは半世紀以上前から確認されています。

 

根管治療は成功率が初回であれば90%程度の成功率が見込めますが再治療だと急に下がってしまいます。

根管治療の成功か失敗かを決めるのは

『その歯の神経の管を、歯科医師がまだ触れたことがない』

ということが重要になります。

抜髄はマイクロスコープが無い時代から90%くらいの成功率があります。

つまり抜髄がしっかり出来ていれば再根管治療に至る症例は本当に少ないと言えます。

抜髄を行う上で重要なのが『ラバーダム』です。

ラバーダムは100年くらい前から実は存在します。

決して新しい治療ではありません。

しかし、日本では保険で算定出来ないためにほとんど行われていません。

ラバーダムを使用する諸外国と比較すると、日本の抜髄の成功率は圧倒的に低く、50%以下というデータもあります。90%の成功率を50%に下げている要因はラバーダムと言われています。

何故かというと、日本の歯科医院にはオートクレーブなどの滅菌器具が無い歯医者などほとんどいませんので、器具自体は清潔です。

なのに抜髄が失敗しやすい要因が何かにあると考えられる要因はラバーダムくらいしか考えられないのです。

これは科学的に実証するのは困難と言われています。

何故かというと、例えば「同一の人物で、右の歯をラバーダムを使い抜髄し、反対側の歯をラバーダムを使わずに治療するということを統計学的有意差がでる本数行う」という研究デザインは、倫理上、認められることはあり得ないからです。

「エビデンスが無いことはやらない」というのは医学の大原則ですが、ラバーダムを使うことはエビデンス以前の問題です。

エビデンスは重要ですがそれよりもっと大事なのは原則をしっかり守ることではないでしょうか。

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