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歯が原因ではない歯の痛み

投稿日:2018年11月27日

カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)

歯が痛いのに、レントゲンやその他の検査でなんら異常が認められない場合があります。

これを『非歯源性疼痛』といいます。

有名なものでは三叉神経痛があります。

原因は様々ですが、症状は痒い程度のものから飛び跳ねるくらいの痛みまで様々です。

 

これは診査、診断が非常に大事で、トロント大学のコースでDao先生が診ていた症例で、脳腫瘍が原因で歯が痛いこともありますので、怪しいと思ったらペインクリニックで診てもらうことが非常に重要です。

 

自分も苦い経験があります。

 

今から4年まえ、年末も近く師走な季節のことでした。

急患で、右上の4(犬歯のとなり)に激痛があるとの事で拝見しました。

全く虫歯の所見も亀裂も見当たらなかったのですが、複数の診査を統合し、その歯は歯髄炎と判断し神経を取ることにしました。

神経の管をマイクロで見ると、見たことが無いくらい出血が激しく、炎症があったことに間違いがないとその時は感じました。

しかし、その後、痛みが激しく、頭痛も激しいとのことで、翌日その患者さんは脳外科を受診されました。

その後、脳外科の先生からカルテの開示を求められ、休診日でしたが、あわててカルテのコピーと、その時行った処置の詳細、レントゲンを送りました。

その後しばらく音信不通でしたが、後日、帯状疱疹で顔面麻痺が残ってしまったとのことでした。

私も脳外科の先生も帯状疱疹に気が付かず、局所の方に目が行ってしまったために、処置が後手に回ってしまったことを今でも反省しており、勉強会などで非歯源性疼痛のお話をさせていただくときはなるべくこのお話をするようにしております。

 

歯髄炎の診断は確かに正しかった。

でも、原因が私が考えたものではなかった。

 

今日、久しぶりにお会いした患者さんがペインクリニックを受診されていると伺い、この話を書こうかと思いました。

よく、誤解されているのですが

ペインクリニック≠精神科

です。

ペインを紹介することはあらゆる可能性をより高い精度で確認する、大事なことです。

これは患者さんに向けてお話したいのではなく、先生にも言える事で、歯科医療は全然万能ではないということを是非とも忘れてはいけません。

 

 

今日は、滅茶苦茶偉そうですね笑

でも大事なことです。

 

 

「馬の足音がしたら、シマウマと思うな」

という医学の世界では有名な話があります。

これは、症状があったら、それに対し、メジャーな診断名から順に疑えという意味です。

しかし、ひずめの主がシマウマの時もあるのでその備えとして僕らは、勉強と反省、事例の共有は非常に大事なのではないかと思います。

 

というわけで、今週は徹夜会+SummitGです。

若い先生、私と一緒に勉強しましょう!!

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