CT撮影が診断の決め手になった症例|東京日本橋の歯医者|ほうじょう歯科医院新日本橋

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CT撮影が診断の決め手になった症例

左上の歯が噛んだ時の違和感があることを主訴にいらした患者さんのケースです。

左上をピンセットでこんこん叩きました(打診と言います)がどの歯が原因かはっきりしませんでした。

レントゲンで真ん中に映っている歯は不十分な根管治療を認めますが、原因はこの歯なのか、後ろに埋伏している親知らずなのか、判断に迷うケースです。

このような場合、CTを撮影することにしています。

CTで判断すると、この根管治療がしてある歯の根の先には骨が溶けてしまっている像が・・・

上顎の大臼歯(上の奥歯)は本当に診断が難しいです。

勿論、CTは最後の一手として撮るべきで、ルーチンでとるものではありません。

しかし、あると本当に困ったとき便利ですね。

因みに親知らずの周囲に炎症はありませんでした。

術後正方線

遠心投影になります。

根の先が外部吸収していたためにMTAシーラーが沢山出ています。

こんな時に思うのが、根管充填直後ってなんだか上顎大臼歯でも病変が暗くみえるんですね。

術前はあれだけわかりずらかったのに・・・。

 

予後は6カ月後にCTで再評価したいと考えております。

 

何事も診断が治療のうえで最も重要ですね。

 

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