最近、歯科関係者以外の方、置いてけぼりブログになってますね・・・

投稿日:2014年7月8日

カテゴリ:院長ブログ

写真 (4)

これ、歯内療法好きの先生で知らない人は居ないくらい有名な、コーエン&ハーグリーブスのPath Way Of The Pulpという本の10版の表紙なんですけど、根の先に玉みたくGPが飛び出てますね。

根管治療って、飛び出てても治る時は治りますし、飛び出てなくてもなおる時は治ります。

では、どちらがいいかというと、飛び出す派の先生より、飛び出ない派の先生が大多数です。

その根拠は、バイオフィルムというばい菌の塊の動向にあります。

むかーし、昔、ウサギの腹腔に、緑膿菌のバイオフィルムを入れて、観察したところ、免疫機序はうまく働いて菌は死んだのですが、人工物に同じ菌数のバイオフィルムをくっつけて同じように腹腔に入れると、抗体価は上昇するも、全然、菌を退治できなかったという論文があります。(かわいそうなウサギさん・・・)

同じような現象で、ペースメーカーにバイオフィルムが付着した患者は抗生剤を投与しても、ペースメーカーを除去するまで、治らないという報告があります。

GPは人工物です。飛び出たGPにバイオフィルムが伸びていったという報告がありますので、できたら飛び出ないほうがイイにはいいんではないかと思います。

 

ここで、数日前のブログでMTAについて述べたとおもうのですが、根の先が大きく壊れてしまうと、GPをドンピシャで止めるのはむつかしいという話に戻ります。

MTAは飛び出て大丈夫なのか?

MTAは水酸化カルシウムを若干放出しつずけるので、その表面にバイオフィルムが伸びてくるのはむつかしいんじゃないですかね・・・

病理像で、MTAの表面にはセメント質ができることも確認されてますし、、

あんまり色々書くと、ほかの先生に怒られちゃうので今日はこの辺にしときます。

(CostertonJW:How Bacteria Stick.Sci Am、238:86-95 1978年)

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