天龍さんが引退しましたね・・・

投稿日:2015年11月17日

カテゴリ:院長ブログ

大学の入学してすぐの頃のお話です。

高校時代、冴えない青春時代を過ごした私は、「このままではいけない!人生は一度きりなんだ!!」と自分に言い聞かせ、軽音楽部に入部を決意します。

そのころ、私の頭の中では

ロック=不良=モテる

という、現代人なら全く笑ってしまうような方程式を立て、入学初日から、パンクスのような金髪で殺意と狂気に満ちた目で、同級生をドン引きさせておりました。

級友と入学直後のオリエンテーションで軽音楽部に入ろうという話も固まり、軽音楽部の門を叩くと・・・

そこには強面の男たちがやくざの事務所みたくソファーに腰を沈めタバコをふかしているのでした。

そりゃもう、メッチャ怖いし、女の先輩誰もいないしどうなってんのよと思いながら、脱走するスキを窺っておりますと、「おい、そこの茶髪!」と声を掛けられました。

もう、泣きそうになりながら、返事をすると、

「お前、好きなレスラーは?」と、全く理解不能な質問が・・・

 ここで、猪木や、天龍といった、誰でもわかるレスラーの名前を出したらなんだか殺されるんじゃ・・・と思い、「い、石澤(ケンドーカシン)ですぅ」と、おかまみたいな声で返事をしたのでした。

「な、なに・・・?他は誰が好きなの・・・?」と先輩方の空気がちょっと変わったのをいいことに、自分の知っているレスラーをずらずら挙げていくと、「よし。もういいよ。合格。」と、意味不明な事を言われるのでありました。

「他の一年はもう帰れ。茶髪だけ残れ。」

えええ!!!

俺はどうなっちゃうんだ・・・?

 

同級生が不安そうな眼で私を見ながら去っていき、ヒザをがくがくさせながら下を向いていると

「2週間後に、試合がある。ちょうど、ケンドーカシンのマスクがあるし、明日から練習だ。」と、リーダー格のやくざ風の男に言われるのでした。全くもって、意味不明です。

「兄ぃ~、リングネームどうしやす?」

「そうだな、リングネームはチン○ーカチンで行こう!!」

「さいこうじゃないすか~良かったな!チン○ー!!」などと、私を置いてけぼりでメッチャ盛り上がっています。

 こうして『ロックでモテる大学デビュー計画』はあえなく失敗に終わり、大学のイケてるグループの方々から、「おい、チン○ー野郎!!」といじられる毎日が始まるのでした。

 

その後、ちゃんと学生プロレスにハマっていき、今ではとてもいい思い出です。学園祭にたまたま来ていた両親がリングサイドで、自分の息子が「チン○ー!」とか呼ばれて赤面したり。ぼこぼこにされた私を見て、オヤジが「おい!チン○ー、たて!立つんだ!チン○ー!!」などと真剣に叫んでいるのを聞いて思わず吹いてしまったり・・・

 

あの時、天龍って言っておけば、普通の大学生活を送っていたのでしょう。ロックでモテてたかどうかは微妙ですが・・・笑

 

天龍さん、本当にお疲れ様でした。

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